中学受験の志望校選びが難しいのは、「正解」が一つではないからです。偏差値・通学時間・校風・進学実績・学費・子どもの性格…。考えるべき要素が多く、それぞれがトレードオフの関係になります。
とくに難しくさせているのが、次の3つの要因です。
理由① 見ているものが違う
親・子ども・塾の先生で視点がズレる
- 親:安全性・費用・ブランド・進学実績
- 子ども:友達・部活・制服・雰囲気
- 塾:合格可能性・塾としての実績
→ 三者の視点がズレるのは"当たり前"と理解しておくことが大切です。
理由② 数字に引っ張られる
偏差値やブランドなど「分かりやすい情報」に流される
偏差値表やランキングは便利ですが、その学校が「わが子に合うか」は別問題。入学後にミスマッチが起きやすい典型パターンです。
理由③ 雰囲気は行かないと分からない
パンフレットだけでは見えない校風
パンフレットや公式サイトは、あくまで"広告"。生徒・先生の空気感は、説明会や文化祭でしか分かりません。
⚠️ 注意点
「偏差値の高い有名校に合格=成功」と考えすぎると、入学後に成績が下位層に沈んでしまう、いわゆる「深海魚」状態になるリスクも高まります。