中学受験において「全科目まんべんなく頑張る」という考え方は、実は失敗のもとになりかねません。なぜなら、入試における4科目の配点は平等ではないからです。多くの学校で、算数と国語は各100〜150点、理科と社会は各50〜100点という「傾斜配点」が採用されています。
また、科目によって「成績が伸びるまでの時間」も異なります。算数は積み上げ型で時間がかかりますが、社会は暗記中心で比較的短期間で成果が出ます。これらを理解せず、全ての科目に同じエネルギーを注ぐのは非効率です。
合格への黄金比率
4科目のバランス
4年生は「算数重視」、5年生は「理社増加」、6年生は「志望校別」と比率を変えていくことが重要です。
算数への先行投資
算数は一度つまずくと挽回が困難なため、低学年〜4年生のうちに最も時間を割くべきです。
苦手克服より得意伸長
合格ラインは満点ではありません。苦手科目を平均点まで引き上げつつ、得意科目で貯金を作る戦略が有効です。
忘却曲線を意識した復習
「学習直後」ではなく、「翌日・1週間後・1ヶ月後」に復習することで記憶を定着させます。
学年別の時間配分例
| 学年 | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 |
|---|---|---|---|---|
| 4年生 | 40% | 30% | 15% | 15% |
| 5年生 | 30% | 20% | 25% | 25% |
| 6年生 | 志望校に応じて調整 | 志望校に応じて調整 | 志望校に応じて調整 | 志望校に応じて調整 |
ポイント
このように、時期に応じた柔軟なバランス調整が合格への近道となります。今の学年で具体的にどのようなスケジュールを組み、何を優先すべきかについては、学年別の詳細ガイドで解説しています。
学年別の詳細ガイド